中国の小売価格はなぜ高い? 実践会メルマガ#022
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■中国市場進出/販売実践会 メールマガジン■■ #022
━━━━━━━━━━━ http://www.step-to-china.com/
こんにちは。
中国販売実践会の野村です。
今週も、有料会員サイトから一記事、ご紹介します。
日本にいる「中国は安い」というイメージを持ちがちです
が、実は、実際に生活して、中国で物を買うと、「え?こ
んなに高いの?」と感じるものって、結構あります。今回
は、そんな中国の小売価格の話です。
■今週のまるごと記事
【中国の小売価格は何でこんなに高いのか?】
2010年11月26日
中国での製造コストは安いのに、なぜか買い物は安くない。
特に有名なブランド品に関しては中国は非常に高い。今の
人民元の為替レートの元では、意外と多くの商品の価格や
サービスの価格がアメリカ並みになっている。
良く経済学者がビックマック指数と言うものを実質的な購
買力を測るために指標として使う。ビックマックの価格は、
中国では1.95ドルで、アメリカは3.73ドルになる。そう考
えると人民元は48%も安く見積もられていると考えられる。
もちろんビックマック指数は単なる一つの指標に過ぎず、
中国人の平均給与はアメリカ人の15分の1しかなく、これ
はアメリカの労働者が10分で稼ぐお金でビックマックが買
えるのに、中国ではホワイトカラーそうですらアメリカ人
の4倍の時間の給与をもらわないとビックマックは買えな
い。そうやって考えると中国のビックマックの金額は今の
6分の1の33セントになるべきで、そうならば人民元は1ド
ル35元となるはずだ。
もちろん今の中国の外貨準備だけを考えれば人民元はこれ
から上がっていくはずだ。

Source: The Economist
これがビックマック指数なのですが、ビックマックの価格
と現在の為替レートを勘案して、為替レートが妥当かどう
かを示しています。ノルウェーやスイスはビックマックが
600-700円もしてアメリカの倍になる。だからスイスフラン
の為替は高すぎる。日本円とドルはこの時点での為替レー
トでほぼ妥当。勧告、台湾、中国、香港当たりは為替が安
すぎる。人民元や韓国ウォンは本来もっとレートが高いは
ずだと言う一つの目安になるものですね。
シンセン市にウォルマートがあり、そこで販売されている
外資系企業の商品の価格が以下にリストになっています。
ニューヨークと比べてもハインツのケチャップやコカコー
ラはほぼ同じ価格で、この表に記載されている商品の価格
は大体アメリカと大きな差はないそうです。それは逆に言
えば、中国人の購買力がアメリカ人並みにあるということ
も言えますね。

Source: Peter's Shopping
中国では増値税が17%課税されるほか、小売業界も非常に
非効率でウォルマートもアメリカのように大きなシェアを
とることはできない。一方では記事の中では、ウォルマー
トはアメリカ以上に高利益を獲得しているのではないか、
競合はパパママショップが多く強くない為に低価格競争に
巻き込まれないで住んでいる、都心部の不動産価格は非常
に高い為に都心の商店は値下げ攻勢ができない等がその理
由として挙げられています。
中国では製造より販売の方が儲け易く、利益率も小売のほ
うが高く、アメリカほど利益の低下圧力が強くない。そし
て中国の消費者、特に都市部の40%の消費者は今後も消費
を拡大するだろう。そして客単価はアメリカを上回るだろ
う。
→なんて記事があったのですが、最後の製造業より小売が
儲かるというのは面白い視点だと思いました。中国の小売
業の利益構造を見ていると、商品販売に対する粗利益立は
10%程度。他に棚代としてメーカーからやはり商品価格の
10%程度を徴収して、合計の粗利益が20%。販売管理費が
10-15%で運営して営業利益を出しています。是は日本か
ら見ると粗利益は少ないので、我々の属するEC業界も薄
利多売を強いられています。
→ところが一方では、製造業もかなりの薄利多売を強いら
れており、メイドインチャイナのコストの安さは、もしか
したら日本の製造業下請け以上の薄利を要求されているよ
うに感じています。付加価値の高い製品を作れない限り、
どこもかしこも薄利多売なのだと最近再認識してきたとこ
ろです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
質問は、こちらで受け付けております。
無料メール相談 | 中国市場進出/販売実践会
http://www.step-to-china.com/201007post.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■過去一週間の記事タイトル
(有料会員の方はログインして読むことができます)
中国の小売価格は何でこんなに高いのか?(11月26日)
http://www.step-to-china.com/member/20101126post-1100.html
中国B2C市場で好調な靴販売サイト(11月25日)
http://www.step-to-china.com/member/20101125b2c-6.html
中国輸入粉ミルクの価格(11月24日)
http://www.step-to-china.com/member/20101124post-1099.html
中国スト頻発で露呈した
日系企業が抱える「難題」(11月23日)
http://www.step-to-china.com/member/20101123post-1098.html
なぜ日系企業でストが起きるのか
本当の理由を話します(11月22日)
http://www.step-to-china.com/member/20101122post-1097.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
中国市場進出/販売実践会 ご入会はこちらから。
月額1万円のコンサルティングサービスです。
⇒有料会員内容と料金
http://www.step-to-china.com/201005system.html
■■中国市場進出/販売実践会 メールマガジン■■ #022
━━━━━━━━━━━ http://www.step-to-china.com/
こんにちは。
中国販売実践会の野村です。
今週も、有料会員サイトから一記事、ご紹介します。
日本にいる「中国は安い」というイメージを持ちがちです
が、実は、実際に生活して、中国で物を買うと、「え?こ
んなに高いの?」と感じるものって、結構あります。今回
は、そんな中国の小売価格の話です。
■今週のまるごと記事
【中国の小売価格は何でこんなに高いのか?】
2010年11月26日
中国での製造コストは安いのに、なぜか買い物は安くない。
特に有名なブランド品に関しては中国は非常に高い。今の
人民元の為替レートの元では、意外と多くの商品の価格や
サービスの価格がアメリカ並みになっている。
良く経済学者がビックマック指数と言うものを実質的な購
買力を測るために指標として使う。ビックマックの価格は、
中国では1.95ドルで、アメリカは3.73ドルになる。そう考
えると人民元は48%も安く見積もられていると考えられる。
もちろんビックマック指数は単なる一つの指標に過ぎず、
中国人の平均給与はアメリカ人の15分の1しかなく、これ
はアメリカの労働者が10分で稼ぐお金でビックマックが買
えるのに、中国ではホワイトカラーそうですらアメリカ人
の4倍の時間の給与をもらわないとビックマックは買えな
い。そうやって考えると中国のビックマックの金額は今の
6分の1の33セントになるべきで、そうならば人民元は1ド
ル35元となるはずだ。
もちろん今の中国の外貨準備だけを考えれば人民元はこれ
から上がっていくはずだ。

Source: The Economist
これがビックマック指数なのですが、ビックマックの価格
と現在の為替レートを勘案して、為替レートが妥当かどう
かを示しています。ノルウェーやスイスはビックマックが
600-700円もしてアメリカの倍になる。だからスイスフラン
の為替は高すぎる。日本円とドルはこの時点での為替レー
トでほぼ妥当。勧告、台湾、中国、香港当たりは為替が安
すぎる。人民元や韓国ウォンは本来もっとレートが高いは
ずだと言う一つの目安になるものですね。
シンセン市にウォルマートがあり、そこで販売されている
外資系企業の商品の価格が以下にリストになっています。
ニューヨークと比べてもハインツのケチャップやコカコー
ラはほぼ同じ価格で、この表に記載されている商品の価格
は大体アメリカと大きな差はないそうです。それは逆に言
えば、中国人の購買力がアメリカ人並みにあるということ
も言えますね。

Source: Peter's Shopping
中国では増値税が17%課税されるほか、小売業界も非常に
非効率でウォルマートもアメリカのように大きなシェアを
とることはできない。一方では記事の中では、ウォルマー
トはアメリカ以上に高利益を獲得しているのではないか、
競合はパパママショップが多く強くない為に低価格競争に
巻き込まれないで住んでいる、都心部の不動産価格は非常
に高い為に都心の商店は値下げ攻勢ができない等がその理
由として挙げられています。
中国では製造より販売の方が儲け易く、利益率も小売のほ
うが高く、アメリカほど利益の低下圧力が強くない。そし
て中国の消費者、特に都市部の40%の消費者は今後も消費
を拡大するだろう。そして客単価はアメリカを上回るだろ
う。
→なんて記事があったのですが、最後の製造業より小売が
儲かるというのは面白い視点だと思いました。中国の小売
業の利益構造を見ていると、商品販売に対する粗利益立は
10%程度。他に棚代としてメーカーからやはり商品価格の
10%程度を徴収して、合計の粗利益が20%。販売管理費が
10-15%で運営して営業利益を出しています。是は日本か
ら見ると粗利益は少ないので、我々の属するEC業界も薄
利多売を強いられています。
→ところが一方では、製造業もかなりの薄利多売を強いら
れており、メイドインチャイナのコストの安さは、もしか
したら日本の製造業下請け以上の薄利を要求されているよ
うに感じています。付加価値の高い製品を作れない限り、
どこもかしこも薄利多売なのだと最近再認識してきたとこ
ろです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
質問は、こちらで受け付けております。
無料メール相談 | 中国市場進出/販売実践会
http://www.step-to-china.com/201007post.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■過去一週間の記事タイトル
(有料会員の方はログインして読むことができます)
中国の小売価格は何でこんなに高いのか?(11月26日)
http://www.step-to-china.com/member/20101126post-1100.html
中国B2C市場で好調な靴販売サイト(11月25日)
http://www.step-to-china.com/member/20101125b2c-6.html
中国輸入粉ミルクの価格(11月24日)
http://www.step-to-china.com/member/20101124post-1099.html
中国スト頻発で露呈した
日系企業が抱える「難題」(11月23日)
http://www.step-to-china.com/member/20101123post-1098.html
なぜ日系企業でストが起きるのか
本当の理由を話します(11月22日)
http://www.step-to-china.com/member/20101122post-1097.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
中国市場進出/販売実践会 ご入会はこちらから。
月額1万円のコンサルティングサービスです。
⇒有料会員内容と料金
http://www.step-to-china.com/201005system.html




